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福井県は、全国で最も栽培されているお米「こしひかり」の故郷です。コシヒカリの最大の魅力は何と言ってもその「味」です。 また炊いたときの光沢も美しく、口に入れると弾力があり、粘りのあるもちもちした食感がおいしさを引き立てます。

そんな福井発のお米を石塚さんはおく越前・勝山市野向町薬師神谷地区で作っています。 石塚さんに勝山がコシヒカリの魅力を引き出すことが出来る理由はと尋ねると「冷たく澄んだ水がおいしいお米の出来る秘訣かな。」とおっしゃっていました。 勝山は全国でも有数の豪雪地帯で、雪が解けると山からの清流は清らかで冷たい雪解け水をたたえます。 また「適度な寒暖差があるためお米も含め様々な農作物のおいしさが引き出せる土地」でもあるのです。

石塚さん家のお米づくりは正直に、そして丁寧に、家族みんなで行います。
2009年は5月12日に田植えをし、9月上旬に刈り取りました。 5月半ばに田植えをすることにより、穂が出る時期を暑さの影響が少ない8月初旬にすることが出来るのです。 このような素直な農業をすることで、食味（お米のおいしさ）の向上に努めています。

石塚さん家のお米のもう一つの魅力は、低農薬だということ。 最低限、必要なだけしか使わず、また使用するものも「残留しない」ものだけを使います。 このお米はもちろん石塚さん家の食卓にものぼるので、『家族が安心して食べられるお米作り』は石塚さんにとって非常に大切なことなのです。